2013/11/15

昨日は高知県は五台山竹林寺さまへの2度めの納品でした。
夜、御住職ご夫妻と大工棟梁沖野さんご夫妻とで会食することに。
もちろん寺に良し悪しなど存在しないのだが、
竹林寺という巨大な魂の核に存在するご住職と盃を傾けつつ言葉を重ねる機会に巡り会えたことに高揚せざるを得ない。
印象的なのは空と自然(ジネン)のおはなし。
私がまだ10代の頃に2度ほど訪れたチベットの話から始まる。
果てしなく広大に続く大地で放たれている巨大なヤクに恐怖をも抱いたというエピソード。
御住職「ジネンですな」
私「オノズカラシカリということですね」
御住職「ヤクは己の投影。さすれば田中さんはクウであられよ」
こんな調子で3時間ほどだったか、途中泣き上戸でもあるまいになぜか涙があふれてきた。不思議な体験である。
腑に落ちるとはこういうことを指すのだろうか。
私の五臓六腑に言霊が落ちてきた。
注:出家はしませんw

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