2014/1/13

2014/1/13
成人の日にておもふこと
世の中は成人式で賑わっているようだ
先週、インターンで来ていた彼女も成人となった訳だ
おめでとう
私はちょうど、その成人式とやらから20年たった
「20年も!?」というのが正直な感想である
20年前と今とで沢山の事が変わったし変わらなかった。
唯一残っている当時の写真に写る私は絵を描く事と女の子のことしか頭になかったな。
当時と私を含め身近な周囲の意識が大きく異なることがひとつある。
出産とライフスタイルについてだ。
次に遺伝子を残して行くという、より具体的な行為としての出産、育児。
この当時、両親や親族はしきりに「結婚なんて急がないでよい」「子づくりなんてなおのこと」
という会話が少なくとも私の周囲では当たり前だった。
まだ、かすかにバブルの香りも残っていて、
「20代から30代に子どもが居ない状態で遊びまくれ!」
「若くして結婚しても別れちまうんだし」
「子どもが居ない時にしかできない経験をかさねろ」という、いわゆる団塊世代の声。
地域性もあるかもしれないが、私もそういう教育?をうけて育ってきた。
今にして思うと、子どもは産みやすい年代にできるだけ沢山こさえたほうが良いと感じている。
出来ればもうひとり、なんて思うけど40を迎えるとこれがなかなか困難を極める。
もちろん、無い物ねだりなのだが。
当時は現在よりも不妊症や高齢出産に対しての認識が薄かったような気がしてならない。
最近は若い女性の職人希望が増えている。
なかには生涯現役でいたいと固い意志ももっている人もいる。
子育てと共存しながら家具職人であり続けるのは、業界的になかなか至難の業である。

次の20年先を考えてみる、そんな成人の日です。

> 田中英一のコトバ