2014/4/5

土楽(どらく)さんというと、ピンとくる人が多いはず。
そう、陶芸の土楽さんです。
画像は私が昔から愛用している土楽鍋。
熱の伝わりが絶妙で、鍋料理が魔法のようにうまくなります。
良い出汁と良い素材と塩と土楽鍋さえあれば、あとは酒だけで生きて行けます。
さて、実は今週工房に伺いました。
私みたいな人間がお会いしてもよいのだろうかと、
若干不安でしたが快くお招き頂きました。
母屋に通して頂き、御当主と沢山のお話を交わしました。
笑いが絶えない数時間は宝物のようです。
ものづくりの話を軸にして、食の話や素材の話・・・・話題はつきません。
本質をもっていらっしゃる方のお話に身を委ねるのは何とも心地よいものです。
黒田辰秋さんの作品もちらほら。
黒田辰秋さんなんて、私にとっては神様のもう3ランク上のような存在。
普通では美術館でしか拝見できないようなものに触れさせていただきました。
その場で突然、椅子の補修と座椅子の制作のご依頼をいただきました。
私のような若造にそんなチャンスを頂けるとは。
めきめきやる気になってきました。
「やらせてください」と言ったからには、それ相応の作品を収めねばなりません。
今後は伊賀にもしばしば通う事になりそうです。
今回ご紹介頂き同行して頂いた竹内太郎さんご夫妻には心から感謝です。
本当にありがとうございました。

> 田中英一のコトバ