2014/4/11

5歳児が銭金に興味を持つ。
お金があればおもちゃが買えるという仕組みを知ったのだから当然のことだろう。
母親との抗争。
「500円が欲しい」とか「1000円が欲しい」とか。
仕組みをよく理解していないから、支離滅裂。
そもそも、なんでおつりをもらうと増えてしまうのか?
確かにそうだね。
1000円の紙が沢山の小銭にかわる、買い物したのにね。
で、数時間に渡る母親との攻防。
泣きじゃくる声が響き渡る。
収拾がつかない。
とりあえず、父親が頭をひっぱたき外に連れ出す。
で、別棟の工房に。
工房ではスタッフが遅い時間にも関わらず、空腹で熱心にものづくりをしている。
「こうやって汗をかいて、しこたま良い仕事してお金をもらうんや」
「お前にできるんか?」
「お前がお菓子やおもちゃを買うお金は誰が仕事したお金で買ってるか考えてみ」
・・・・
「理解したなら、自分で良い仕事ができるまでは二度とお金が欲しいなんて口にするな」
かなりしっくり理解した様子で笑顔になる。
まあ、あと数回は同じ事で攻防はありそうだけどね。
お金をいただくって、大人でも本質を理解しづらい世の中だね。
本当はもっとシンプルなおはなし。

> 田中英一のコトバ