銀杏皿

Ichou-zara
銀杏皿
『3』というものがたり
~「ラボラトリー」田中英一より~

中村健一郎さんと山田冴子さんという2つの頂点が出会い、そこに3つめの頂点が加わることで三角形が浮かび上がります。3つめの頂点はご両親なのか、恩師なのか、友人・知人なのか。
いずれにしても3つめの頂点が生まれてはじめて安定した三角形が浮かび上がり、その三角形の内部には円が包括されています。円は次のステージへの躍動。
おふたりが3つめの頂点を意識することでたくさんの円が生まれ流動していきます。
3兄弟(姉妹)として育ってきたことも3という数のご縁を感じるのです。

そこで、3つの頂点を意識した三角形の「銀杏皿」。
このお皿は2つ並べると銀杏の葉のかたちになります。
これは、冴子さんのおじい様が生前大切に使っていらした銀杏のまな板にちなんでいます。
商店街の肉屋の店主として、長期間使って表面がすり減ってきた時には地元の大工さんに削ってもらっていたのでしょう。
そしてその、「ものを大切にする気持ち」はおふたりに受け継がれます。

銀杏という木は春には新緑が芽吹き、夏には木陰をつくってくれます。
秋には実をつけ味覚と紅葉で我々をたのしませてくれます。
ひらりと落ちた葉を拾うと、大小の違いはあってもフォルムは一緒です。
葉の付け根の角度はいずれも120度。
葉が3枚合わさると「円」になるのです。
ここにもさらに一つ「縁」がうまれます。

材質:山桜
塗装:木固め塗料

銀杏皿銀杏皿
銀杏皿