田中英一

田中 英一 tanaka eiichi

木を削り、漆をほどこし、食材をさばいては、童話を奏で、ときに教壇に立つ。
全ては表現で、螺旋のようにつながり生活となす。
その生活の一部を切り取っては共有し、楽しみ、味わう活動をつづける人。
それは職人なのか、芸術なのか、遊びなのか、生活なのか、はたまた商売なのか。
肩書きは偶然出会った受け手の方々に委ねたいと思います。

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『木を料理するということ』

レストランを想像してみてください。
活きの良い素材、クセの強い素材、香り高い素材・・・
シェフが市場で仕入れてきた新鮮な素材です。
お客さまが自分で持ち込んだ思い入れのある素材もまた結構。
お客さまのその日の気分や体調に合わせて、シェフは腕をふるいます。

我々の家具は「料理」されています。
誰がどのように使うのか。好みや相性、将来設計に合わせて、料理する。
対話を重ねながら、ひとつひとつ丁寧に。
塩加減、茹で加減、スパイスの使い方はどうぞシェフにお任せください。

もうひとつ大切なことは主役=家具ではないこと。
このレストランの主役は「料理」ではなく、料理を囲む人々。
テーブルを囲む賑やかな家族。
今日の出来事を語らう夫婦。
談笑にふける友人同士。
ゆったりと心地の良い時間を過ごす、おひとりのお客さま。

家具に集う人々こそが主役だと考え、我々は今日も木を料理します。

What we do is prepare

We prepare rather than process the wood.
Imagine a restaurant.
Fresh, unique and aromatic ingredients...
They are all bought fresh at the market by the chef.
The chef might even use ingredients that the customers brought themselves.
He cooks for how the customers feel on that day.

Eiichi Tanaka prepares his furniture the same way.
Who is it for? How will they use it?
He prepares to their preferences, chemistry, and future plans.
Carefully, upon many discussions.
Leave it to the chef to determine the cooking time and the amount of seasonings.

Another important thing to remember is that the it is not about the furniture.
The star of the restaurant is the people sitting at the table rather than the food.
A family sitting around the table talking.
A couple talking about what happened in their day.
Friends chatting away.
A customer sitting alone, enjoying the time on their own.

We prepare our wood with the philosophy that the stars are the people who gather around our furniture.

むすひ(musuhi)

むすひ (musuhi)

「最先端で、根源的な場を」 作家がおもてなしする家は、暮らしを考える器。 食と住に対しての美意識と価値を、そっと公開・共有する場所として里山にあります。

母屋アトリエ(omoya atelier)

母屋 (omoya atelier)

「生業と生活は不可分」 骨太な木造の制作アトリエでは、無垢材の作品や木製カトラリーを制作。 今日も鳥たちの鳴き声とともに加工の音が里山に響きます。

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