2013/7/27

アトリエをウロウロしている4歳児が飛行機を作りたいというので、作らせてみる。
①観察(飛行機の絵本などで対象物を観察)
②墨付け(立体構成を頭のなかで整理しながら木にマジックで線をひく)
③切断(帯ノコで墨どおりに丁寧に切断、接合するための仕口もつくっておく)
④曲線仕上げ(ベルトサンダーで曲線をつくる)
⑤接着(ボンドで仕口を丁寧にくっつける)
⑥ジェットエンジンを裏からインパクトでビス止め
という工程。
一通りやらせてみて、いくつも発見があった。
一番難易度の低いと思われたベルトサンダー作業。
実はあの高音に耐えられないらしい。
音とスピード感のため、この工程は半分くらいしか本人ではできなかった。
思ったより出来たのがインパクト。
重いし、さすがに難しいと思われたが、
少し補助してあげれば自分で打てる事が判明。
ちなみにお尻からジェット噴射させるためにドリルで穴をあけてました。
帯ノコは失敗しそうになった際、
反射的に刃と制作物の接点に手をやろうとした。
すばやく引き止め怪我をせずにすんだが、
実はこの行為は予測済み。
これは大人でもやってしまう事だから。
木工ならいたてだと大人でも反射的に行動します。
不思議なものです。
もちろん、なれちゃうとそんなことしないのですがね。

ということで、あとは色を塗るなりして遊んでおくれ。

> 田中英一のコトバ