2014/1/25

先日、とりあげた465歳の樹木(ナラ)を製材してきました。
一度、刃をいれてしまうと引き返せないので、事前に綿密な計画を練ります。
樹木の中がどうなっているかは、誰にもわかりません。
表面の節や割れ、皮の状態で察します。
また、刃の入れ方によっても表情が変わってくるので、息をのんでの打ち合わせです。かなりの緊張なのです。
巨大な材に刃をいれていくに連れて、私も含め現場の皆さんに笑顔がもれます。
安堵の笑顔というよりは、歓喜の笑顔。
それは損得勘定がなく、純粋なる職人の喜び。
良材をうまく料理できた時にでる職人の笑顔です。
最高の素材です。
3年後くらいにはテーブルとして世に送り出せることになります。
きっとどこかの食卓で活躍してくれると思います。
(ちなみに8枚の天板材がとれました。)
今回、国岡くんファミリーも同行してくれました。
我が家も含め4人のちびっ子たちが製材体験をしました。
きっと多くの事を見て感じてくれたに違いありません。

> 田中英一のコトバ