2015/7/2

「実は退職することになりまして・・」
なんて挨拶を周囲で耳にすることが重なった。
円満退社ならともかく、そうでないケースの方も多いようだ。
組織の体質や経営者、上司への不満などが重なっているケースが多くみられる。
先日、夜中に目が覚め「独裁者」を久々に見返していた。
《兵士諸君 犠牲になるな
独裁者の奴隷になるな
彼等は諸君を欺き
犠牲を強いて家畜の様に追い回している》
彼らに映る経営者や上司は「独裁者」なのか?
もし「独裁者」に映るのなら、別の何かがそうさせているのではないだろうか。
《彼等は人間ではない
心も頭も機械に等しい
諸君は機械ではない
人間だ
心に愛を抱いてる
愛を知らぬ者だけが憎み合うのだ
独裁を排し 自由の為に戦え
“神の王国は人間の中にある”
すべての人間の中に
諸君の中に》
闇の王国も人間の中にある
すべての人間の中に
些細な怨みや憎しみ、妬みが蓄積すると胸中が歪んでくる。
この際、立場のある人を「独裁者」なんて呼ぶのかもしれない。
欺こうとする人間は本当は居ないはずなのに、
時に人間の自由は疑念に支配される。
やがて幽霊のような疑念は実体化する。
だから、人として自由でありたければ、
いかなる立場であろうと欺く素振りで駆け引きはしてはならない。
囚われの思考にいつの日か自由を。

> 田中英一のコトバ