2017/7/9
まずはじめに、私は周知の通り九州の人間だ。
小倉という漁港のある村のような土地で育った人間である。
ここ数年ギャラリーに足をはこび勉強させていただく機会が増えた。
小倉という漁港のある村のような土地で育った人間である。
ここ数年ギャラリーに足をはこび勉強させていただく機会が増えた。
味わうに連れ、地方色がでるものだと実感する。
特に作風の関西色、関東色は鮮明だ。
初日に訪れると作り手の方々と話を交わすことも多い。
私は立地を含めた観点から関東寄りのモノづくりをする。
ここで仕事をする限りは関西寄りの作り方では市場に受け入れて
もらえないという理由もあるが、きっとこの地に住まうことで
自然とそうなっているのだろう。
そう伝えると、京都に近い関西の作り手さんは高確率でこのようにおっしゃる。
「関西(京都)の作りは繊細でこだわりがつよいですからなぁ」
誇らしく潔く言う。
大変興味深い。
私は比較的歯に衣着せないたちだが、これは言えないな。
関東にもいいところがある、といったレベルの話ではなく。
どうも根本的な観点が違う気がする。
私にとってみたら、関東(東京)も関西(京都)も巨大な
妖怪のような存在だ。
文化は人が構築する。
だから人(作り手)を観ていると興味深い。