2015/1/24

おおきくなったら何になりたい?
こんな慣用句を大人が口にするようになったのはいつの時代からだろう。
6歳の子どもからそんな話題がでない。これまでも余り出た試しがない。
質問などしなくても、自分から「大きくなったら〜になりたい!」などと口走りそうなものだが。
まあ、真相は簡単なもので、どうやら「お父さん木工家でしょ、跡取りね」なんて話題が保育園の一部の先生から日常的にでていたとか。
余り子どもに向かって言っちゃいけない気がする。そんな話。
だって、気を使うでしょ子どもながらに。
ましてや、おかしなプレッシャーなんか感じたりしたら辛いだろうな。
消防士でも、大工さんでも、仮面ライダーでもいいし、今旬のケロロ軍曹でもいい。
3日で変わってしまう夢でもいい。
無邪気にそんな話をしている方がいい。
いっそ、「お父さん変態でしょ、血筋ね」のほうがいいかもしれない。
さて、どうしたものだか。

> 田中英一のコトバ